「片付けてもすぐに散らかる…」「頑張って捨て活しているのに、なぜかスッキリしない…」
もし、あなたがそんなお悩みを抱えているなら、もしかすると「片付けの始め方」が間違っているのかもしれません。
実は、片付けが苦手な人ほど陥りがちなNG行動があるんです。それは、「目に見える場所」からいきなり捨てようとすること。
この記事では、片付けが苦手なママに向けて、本当に効果がある「捨て活の順番」と、私自身が整理収納アドバイザーとして現場で感じた「変われる片付けの第一歩」を、わかりやすくご紹介します。
「とりあえず目についた物から捨てる」が逆効果なワケ

片付けが苦手な人の多くが、こんな風に考えていませんか?
- 「とりあえずテーブルの上から片付けよう」
- 「このあたりがごちゃごちゃしてるから、ここから捨てよう」
散らかった場所が気になって、すぐにでも手をつけたくなる気持ち、よく分かります。しかし、このやり方では、残念ながら物はなかなか減りませんし、すぐにリバウンドしてしまう可能性が高いんです。
その理由は、出しっぱなしの物というのは、多くの場合「今使っている物」や「まだ必要な物」だからです。

出しっぱなしの物=使ってる物だった!
出しっぱなしの物=“今”必要な物
例えば、小学生の子供がいる家庭を想像してみてください。
- 給食袋や水筒
- 朝読書用の本
- 宿題プリント
- ハンカチや予備のマスク
これらが、ダイニングテーブルやソファの上に「置きっぱなし」になっていませんか?


これらは単に「戻す場所が決まっていない」だけで、実際には日常的によく使うアイテムですよね。だから、いざ片付けようとしても「これはまだ使うし…」「また必要になるかも…」と手が止まってしまい、結局手放せないんです。
捨て活は「収納の中」から始めるのが鉄則!


では、一体どこから片付けを始めれば効果的だと思いますか?
答えは、「収納の中」です。
一見きれいに見える収納の中こそ、実は「本当は必要ないけど、なんとなく残している物」がたくさん眠っています。
我が家のリアルな例
以前、リビングの引き出しを整理しようと開けてみたときのことです。中から出てきたのは…
- インクが出ないボールペン
- どこかでもらったマグネット
- 1年前の子供の作品
- 使っていないコード類
- もはや読むことのない古い雑誌
「これ、なんで取ってあったんだろう?」と思うような物ばかり。でも逆に言えば、こういった物こそ迷うことなく手放せる=「捨てやすい物」なんです。


収納の中を片付けると、なぜか自然に家がスッキリする理由


収納の中に不要な物がなくなり、余白ができるとどうなると思いますか?
そう、これまで出しっぱなしだった「よく使う物」をしまう場所が自然と生まれてくるんです!
つまり、片付けが進まない最大の原因は、「物を戻す場所がないから、出しっぱなしになっている」ことにあった、というわけです。
【捨て活の黄金ルール】この順番が片付けをラクにする!
- まずは引き出しなどの中の使っていない物を手放す(=捨て活)
- 収納に余白をつくる
- よく使う物の“定位置”をつくる
- 結果、出しっぱなしが減る → 見た目もスッキリ整う!
最初から「家全体をきれいに見せたい!」と完璧を目指すよりも、まずは収納の中を整える方が、結果的に家全体が片付いて、ラクになることを実感できるはずです。
「収納の中から始める捨て活」が特におすすめな人


収納の中から始める捨て活が特におすすめな人は以下の通りです。
- 片付けが苦手で、どこから始めたらいいか途方に暮れている
- すぐに部屋が散らかってしまい、イライラすることが多い
- お子さんの物が出しっぱなしで、ストレスを感じている
- 片付けに時間を取られすぎて、自分の時間がなくなっている気がする
もし一つでも当てはまるなら、ぜひ「収納の中から始める捨て活」を試してみてください。きっと、今までとは違う変化を感じられるはずです。



見えない場所を片付けていると心もスッキリしてくるよ!
今日からできる!片付け苦手でも「動ける」小さな一歩


「片付け」と聞くと、つい完璧にやろうとしてしまい、途中で疲れて挫折してしまいがちですよね。
でも、「引き出しひとつ」「棚一段だけ」なら、どうですか?たった10分もあれば、できることもあるはずです。
私自身も、初めは1日1か所ずつ、小さな場所から「捨て活」を始めました。すると、「あれ、やればできるじゃん!」と、少しずつ自信がついてきたんです。
片付けは、「完璧にやること」よりも「習慣にすること」の方がずっと大切です。
気合いを入れすぎず、「ちょっとだけやってみる」くらいの軽い気持ちで始めるのが成功のコツですよ◎
まとめ|片付けはやり方次第で誰でも変われる!
片付けが苦手なママほど、「見える場所から片付けなきゃ!」と思いがちです。しかし、そこには「手放しにくい物」が多く、片付けが進みにくいのが現実です。
まずは、収納の中を見直すことから始めてみてください。使っていない物を減らして余白をつくることで、「今使っている物」の「居場所」ができ、自然と片付く仕組みが整っていきます。
「1日ひとつ、引き出しを開けてみる」だけでも大丈夫。その小さな一歩が、あなたの「片付け苦手」を、少しずつ「できる!」に変えていくはずです。
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