家事をしていると、家族が片付けないことにストレスが溜まること、ありませんか?
私も「なんで片付けてくれないの!」と何度も言ったことがあります。
でも、実はこれって逆効果だったんです。
この記事では、家族に片付けをお願いするときに避けるべき「NGな言葉」と、「効果的な声かけ」のコツを紹介します。
家族が片付けない! 言ってはいけないNGな言葉

家族に片付けをお願いしても、なかなか片付けてくれない…。
そんな悩みを持つ方は多いですよね。
ここでは、私の経験をもとに、家族が片付けを嫌がるNGワードと、その代わりに使うと効果的な言葉を紹介します。
1. 「なんで片付けないの?」

ついイライラして言ってしまいがちなこの言葉。でも、実は逆効果になっているかもしれません。
NGな理由
このフレーズは、相手に「責められている」と感じさせてしまいます。
特に子どもやパートナーは、「自分の行動を否定された」と思い、反抗的な態度をとることが多いんです。
実際、私もこの言葉を頻繁に使っていましたが、逆に娘はますます片付けなくなり、怒ることが増えてしまいました。
効果的な言葉
「片付けたらもっと広く楽しく遊べるね」
このフレーズは、片付けることのポジティブな結果を伝え、協力的な気持ちを引き出す効果があります。

2.「どうせまた片付けないんでしょ」
イライラが溜まってしまった時、ついポロッと言ってしまうことありませんか?
「私ばっかり片付けてる」という気持ちが強かった頃、私も言ってしまうことがありました。
NGな理由
「どうせ」という言葉には、「何をしても無駄」というニュアンスが含まれており、相手のやる気を一瞬で奪ってしまいます。
効果的な言葉
「片付けが終わったら、何をしたい?それを楽しみに片付けよう!」
片付けの後に楽しい予定を立てることで、片付けが終わることへの期待感を持たせ、やる気を引き出します。
実際に我が家でも、「片付けた後におやつを食べよう!」と提案したら、楽しく進められるようになった経験があります!
3. 「片付けなさい!」

短くてシンプルな言葉で、毎日のように言っているご家庭も多いのでは?
ですが、実はこれも逆効果になりやすい言葉なんです。
NGな理由
「やらなきゃいけない」というプレッシャーが強くなり、逆に抵抗感やストレスを感じることが多くなります。
また、小さい子にとっては「何を片付ければいいのか分からない」と困ってしまう言葉でもあります。
効果的な言葉
「おもちゃをこの箱に入れてみようか?本はこの棚にしまおうか。」
このように、片付ける場所やモノを具体的に提案することで、子どもも自然に行動しやすくなります。
4. 「何度言ったらわかるの?」
何度も繰り返して言わないといけない時、ついイライラしてしまいますよね。
「さっきから何回言ってると思ってるの〜!!!」
思わず怒ってしまった経験、きっとママならあるはず…!
NGな理由
「また言われた」と感じさせ、反抗的になったり、やる気を失ってしまう原因になります。
小学生の頃、親から何度も
「宿題やった?お母さんがこれ言うの何回目だと思ってるの?」
などと言われ、
「今やろうと思ってたのに〜〜!!」
と逆にやる気を失った経験、あるあるですよね。
効果的な言葉
「一緒にやってみようか?」
何度言っても片付けが始まらない…。
そんな時は「一緒に片付ける?」などと手を差し伸べてみてください。
家族と一緒に片付けることで、協力しながら楽しく進めることもできますよ。
「片付けないなら捨てるからね」
つい口にしてしまいがちなこのフレーズ。
でも、子どもにとっては強いプレッシャーになります。
NGな理由
「片付けないと捨てられる」という恐怖を与えることで、片付け自体が「罰」のように感じられてしまいます。
そうなると、片付けが楽しいものではなくなって、ますます片付けたくなくなります。
そして怖いことに、この言葉を何度も言っていると、親子の信頼関係にも影響する可能性があります。
実際に私の友人も、親からこの言葉を言われていましたが、本当に捨てることはなかったので
「どうせ捨てないだろう」
と思っていたと言っていました。
逆に「本当にゴミ箱に捨てられた経験がある」と言う友人は、「捨てられちゃうから片付ける」と言う誤った認識になっていたんです。
「片付けるって楽しいことだ!」と思ってもらうためにも、このフレーズは控えたいですね!
効果的な言葉
「大事なおもちゃだから、元の場所に戻そう」
「捨てる」と言う罰を示すより、「大事なおもちゃだから」と言うことを伝えていくのが効果的!
- おもちゃは大切なものであること
- 大切だからこそ元の場所に戻すこと
- 片付けないと無くしたり壊れたりすること
などを伝えていきましょう。
家族が片づけない本当の理由を理解しよう

家族が片付けない原因を理解すると、より効果的な声掛けやサポートができるようになります。
1.片付けの方法がわからない
特に小さな子どもや片付けに慣れていない家族は、「どうやって片付ければいいのかわからない」ことが多いです。
この場合、最初の手順を一緒に確認しながら進めるのが効果的です。

2.片付ける意味が感じられない
「片付けることでどんな良いことがあるのか」が分かっていないと、モチベーションが湧きません。
「片付けをすれば、遊ぶスペースが広くなるよ」
「片付けると、お部屋がスッキリして気持ちいいよ」
と、片付けた後のメリットを伝えましょう。
3. 時間がない、または疲れている

仕事や学校で疲れが溜まっていると、片付ける気力が湧きません。
この場合は、
- 毎日5分だけ片付ける時間を作る
- 片付けるスペースを少しずつ分ける
など、短時間で達成感を得られる方法を取り入れましょう。

片付けを習慣化するためのアイデア

片付けを家族に習慣化させるためには、いくつかの工夫が効果的です。
片付けタイムを設定する
毎日決まった時間に片付ける習慣をつけることで、家族が協力しやすくなります。
特に夕食後など、日常の流れに組み込んでお片付けをすると続けやすいです。
片付けをゲーム感覚にする
「5分間片付け競争」など、楽しめる要素を取り入れると、子どもも積極的に参加してくれます。
成果を褒める
「ここがキレイになって助かったよ、ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えると、次もやる気が湧いてきます。
まとめ
家族に片付けをお願いするのは簡単ではありませんが、言葉の選び方でその効果は大きく変わります。
最初は難しいかもしれませんが、片付けに終わりはなく、ずっと続いていくもの。
だからこそ、楽しく片付けが習慣になると嬉しいですよね!
前向きな声掛けを心がけ、家族みんなで楽しく片付けができる環境を作っていきましょう!
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